episode1-3 | 大きな病院での検査を勧められ紹介状を書いてもらうことに | 見知らぬ、病気

膿が止まらない状態のままもう一度近所の皮膚科に行ってみると、なんだか不安そうな表情をして先生が現れた。

まだ止まってないね…

先生はおへそを念入りに確認してじっと黙り込んでしまった。

もしかしたら尿膜管遺残症っていう病気かもしれないから一応大きな病院で検査してもらおうか?

長い沈黙の後に先生の口から今まで全く聞いたことのない病名を告げられたのでびっくりしてしまった。

はい~~~???

と杉下右京みたいな声を出してしまった。

もしそうだったらすっごく珍しい病気だから大きな病院で手術しないといけないか…

先生の深刻そうな表情を見てとにかくまずい病気なのかもしれないとことがわかった。

 

それから先生が近くのA総合病院の皮膚科に紹介状を書いてくれて、尿膜管遺残症という病気がどういうものかをさらっと説明をしてくれた。

説明の内容は以下の記事にも書いたようなものだった。

episode0-1 | 尿膜管遺残症とは
尿膜管遺残症ってどんな病気?尿膜管遺残症とは、胎児の時に存在するおへそと膀胱をつなぐ管(尿膜管)が、通常は成長するとともに閉じてなくなってしまうのに成人になってもそのまま閉じずに残ってしまった状態のことです。 ...

とりあえずその日はおへそを食塩水できれいに洗浄してクリームを塗りその上からガーゼを貼ってもらった。

尿膜管遺残症だったら大変だからとにかく早く診てもらったほうがいいよ。

帰り際に先生にそう言われたので次の日の朝一で近くの総合病院に行くことにした。

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