おへそから分泌物が出る、じゅくじゅくする、においが気になる――
そのような症状が続く場合、まれに「尿膜管遺残症(にょうまくかんいざんしょう)」という状態が関係していることがあります。
この記事では、
- 尿膜管遺残症とは何か
- 主な症状
- 受診する診療科
- 検査方法
- 治療の考え方
について、できるだけわかりやすくまとめます。
※本記事は一般的な医学情報の整理であり、診断を行うものではありません。症状がある場合は医療機関へご相談ください。
尿膜管とは?
尿膜管とは、胎児期に膀胱とおへそをつないでいる管状の構造です。
通常は出生までに自然に閉じて索状(ひも状)になります。
しかし、この一部が完全に閉じずに残ることがあり、これを「尿膜管遺残」と呼びます。
成人でも見つかることがあり、感染や炎症を起こすと症状が出ることがあります。
尿膜管遺残症の主な症状
症状は人によって異なりますが、以下のようなものが報告されています。
- おへそからの分泌物
- へそのじゅくじゅく感
- におい
- へその痛み
- 発熱(感染を伴う場合)
- 下腹部の違和感
軽い症状の場合は「へその炎症」と考えられ、すぐには診断に至らないこともあります。
症状が繰り返す場合や改善しない場合は、別の原因を疑うことも重要です。
どの診療科を受診すればよい?
初期症状がへそ周囲の炎症であれば、皮膚科を受診することが一般的です。
ただし、
- 繰り返す
- 深部の痛みがある
- 改善しない
といった場合には、泌尿器科や外科で詳しい検査が行われることがあります。
行われる検査
診察のうえで、必要に応じて以下のような検査が行われます。
- 超音波(エコー)
- CT検査
- MRI検査
- 膀胱鏡検査
炎症の程度や膀胱との交通の有無を確認する目的で検査が選択されます。
治療方法について
軽度の炎症であれば、抗生剤などで経過を見ることもあります。
ただし、
- 繰り返し感染する
- 膿がたまる
- 根本的な原因が残っている
と判断された場合には、外科的切除が検討されることがあります。
治療方針は年齢や症状、検査結果によって異なります。
放置しても大丈夫?
軽い症状で落ち着くこともありますが、感染を繰り返す場合は注意が必要です。
まれに合併症が起こることもあるため、自己判断せず医療機関で相談することが大切です。
まとめ
尿膜管遺残症は、胎児期の構造が残存することで起こる比較的まれな状態です。
- へその分泌物が続く
- 何度も炎症を繰り返す
- 原因がはっきりしない
そのような場合には、可能性のひとつとして考えられます。
気になる症状がある場合は、早めに専門医に相談することをおすすめします。
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