尿膜管遺残症の体験記⑧(手術当日)

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この記事では、

手術当日の朝から、麻酔・手術・目が覚めるまで

実体験ベースで書きます。

↓の続きになります

「一番怖いところだけど、一番知りたいところ」

そんな部分だと思います。

手術当日の朝

手術当日は朝から絶食でした。

前日の夜から飲食の制限があり、

当日は水もほとんど飲めない状態でした。

朝は

  • 体温測定
  • 血圧測定
  • 点滴

などを行い、手術の準備を進めていきます。

手術の時間が近づくにつれて、

だんだん緊張してきたのを覚えています。

また、売店で「丁字帯」を買ってきてそれに着替えるよう言われました。

「丁字帯」はふんどしのようなものでしたが、

今までふんどしをしたことがなかったのでとても新鮮でした。

手術室へ移動

手術の時間になると、

歩いて手術室へ移動しました。

手術室には

  • 医師
  • 看護師
  • 麻酔科医

など多くのスタッフがいて、

いよいよ手術が始まるんだという実感が湧きました。

手術室はまるで食品工場のような、一面銀色の無機質な空間で、

少し肌寒さを感じる温度設定でした。

驚いたのは、BGMにドボルザークの『新世界より』が流れていたことです。

「ドラマのように、本当にクラシック音楽がかかっているんだ」

と妙に感心してしまいました。

最初に行った麻酔(硬膜外麻酔)

手術ではまず硬膜外麻酔を行いました。

これは腰のあたりから針を入れて、

背骨の近くに細いチューブを入れる麻酔です。

このチューブから麻酔薬を入れることで

手術後の痛みを和らげる効果があります。

処置のときは

  • 手術台の上で横になる
  • 背中を丸める

という姿勢で行われました。

針を入れるときは少し緊張しましたが、

処置自体は数分で終わりました。

全身麻酔

硬膜外麻酔の処置が終わると、

次に全身麻酔が始まりました。

点滴から麻酔薬が入ると、

体が動きにくくなるような感覚がありました。

いわゆる「金縛りのような感覚」に近い状態でしたが、

その後すぐに意識がなくなりました。

次に目が覚めたときには、

すでに手術は終わっていました。

意識がなくなる瞬間

カウントダウンのようなものはなく、

本当に、

「あ、ちょっとぼーっとしてきたな」

と思った次の瞬間、

意識は途切れていました。

怖さを感じる暇はありませんでした。

目が覚めたとき

次に意識が戻ったときは、

すでに手術は終わっていました。

最初の感覚は、

• ぼんやり

• 口が渇く

• 体が重い

というものです。

「あ、生きてるな」

と、

すごく現実的なことを考えていたのを覚えています。

術後すぐの体の感覚

痛みについてですが、

• 激痛ではない

• でも確実に「手術をした感覚」はある

という状態でした。

腹部に違和感があり、

少し動かすと

「手を入れた場所がある」

というのが分かります。

おへそについて思ったこと

この時点では、

おへそはガーゼで覆われていて、

見えません。

「もう無いんだな」

と頭では分かっていても、

実感はまだありませんでした。

病室に戻ってから

病室に戻ってからは、

• 寝て

• 起きて

• 少し話して

• また寝る

を繰り返します。

時間の感覚はかなり曖昧で、

「一日が一瞬で過ぎた」

という印象でした。

手術当日を振り返って

一番強く感じたのは、

「想像していたほど、怖くなかった」

ということです。

もちろん楽ではありませんが、

• ずっと悩み続ける時間

• 不安を抱えたまま生活すること

と比べると、

この一日は「通過点」でした。

次回につづく

次の記事では、

術後1日目〜数日間のリアルな回復過程

痛み・動けなさ・メンタルの変化

おへそ(傷跡)を初めて見たときの気持ち

を書きます。

ここは、

「手術を受けた後どうなるのか?」

を一番具体的に伝えられる回になります。

▶次の記事

第9話:術後〜回復期

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体験記まとめ(完治)

※本記事は個人の体験に基づく情報であり、医学的な助言を目的としたものではありません。
症状や治療については個人差があるため、必ず医療機関で医師にご相談ください。

手術決断〜入院

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