この記事では、
手術当日の朝から、麻酔・手術・目が覚めるまでを
実体験ベースで書きます。
↓の続きになります
「一番怖いところだけど、一番知りたいところ」
そんな部分だと思います。
手術当日の朝
手術当日は朝から絶食でした。
前日の夜から飲食の制限があり、
当日は水もほとんど飲めない状態でした。
朝は
- 体温測定
- 血圧測定
- 点滴
などを行い、手術の準備を進めていきます。
手術の時間が近づくにつれて、
だんだん緊張してきたのを覚えています。
また、売店で「丁字帯」を買ってきてそれに着替えるよう言われました。
「丁字帯」はふんどしのようなものでしたが、
今までふんどしをしたことがなかったのでとても新鮮でした。
手術室へ移動
手術の時間になると、
歩いて手術室へ移動しました。
手術室には
- 医師
- 看護師
- 麻酔科医
など多くのスタッフがいて、
いよいよ手術が始まるんだという実感が湧きました。
手術室はまるで食品工場のような、一面銀色の無機質な空間で、
少し肌寒さを感じる温度設定でした。
驚いたのは、BGMにドボルザークの『新世界より』が流れていたことです。
「ドラマのように、本当にクラシック音楽がかかっているんだ」
と妙に感心してしまいました。
最初に行った麻酔(硬膜外麻酔)
手術ではまず硬膜外麻酔を行いました。
これは腰のあたりから針を入れて、
背骨の近くに細いチューブを入れる麻酔です。
このチューブから麻酔薬を入れることで
手術後の痛みを和らげる効果があります。
処置のときは
- 手術台の上で横になる
- 背中を丸める
という姿勢で行われました。
針を入れるときは少し緊張しましたが、
処置自体は数分で終わりました。
全身麻酔
硬膜外麻酔の処置が終わると、
次に全身麻酔が始まりました。
点滴から麻酔薬が入ると、
体が動きにくくなるような感覚がありました。
いわゆる「金縛りのような感覚」に近い状態でしたが、
その後すぐに意識がなくなりました。
次に目が覚めたときには、
すでに手術は終わっていました。
意識がなくなる瞬間
カウントダウンのようなものはなく、
本当に、
「あ、ちょっとぼーっとしてきたな」
と思った次の瞬間、
意識は途切れていました。
怖さを感じる暇はありませんでした。
目が覚めたとき
次に意識が戻ったときは、
すでに手術は終わっていました。
最初の感覚は、
• ぼんやり
• 口が渇く
• 体が重い
というものです。
「あ、生きてるな」
と、
すごく現実的なことを考えていたのを覚えています。
術後すぐの体の感覚
痛みについてですが、
• 激痛ではない
• でも確実に「手術をした感覚」はある
という状態でした。
腹部に違和感があり、
少し動かすと
「手を入れた場所がある」
というのが分かります。
おへそについて思ったこと
この時点では、
おへそはガーゼで覆われていて、
見えません。
「もう無いんだな」
と頭では分かっていても、
実感はまだありませんでした。
病室に戻ってから
病室に戻ってからは、
• 寝て
• 起きて
• 少し話して
• また寝る
を繰り返します。
時間の感覚はかなり曖昧で、
「一日が一瞬で過ぎた」
という印象でした。
手術当日を振り返って
一番強く感じたのは、
「想像していたほど、怖くなかった」
ということです。
もちろん楽ではありませんが、
• ずっと悩み続ける時間
• 不安を抱えたまま生活すること
と比べると、
この一日は「通過点」でした。
次回につづく
次の記事では、
術後1日目〜数日間のリアルな回復過程
痛み・動けなさ・メンタルの変化
おへそ(傷跡)を初めて見たときの気持ち
を書きます。
ここは、
「手術を受けた後どうなるのか?」
を一番具体的に伝えられる回になります。
▶次の記事
第9話:術後〜回復期
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