尿膜管遺残症の体験記⑨(術後〜回復期)

動けない体と、少しずつ戻る日常

手術が終わったからといって、

すぐに元の生活に戻れるわけではありません。

この回では、

術後1日目から退院までの回復の流れと、

体の変化をどう感じていたかを中心に書きます。

術後1日目の朝

目が覚めると、

「体はあるけど、思うように動かない」

という感覚がありました。

腹部は、

• 張り

• 違和感

• 力が入りづらさ

があり、

無意識にお腹をかばう姿勢になります。

起き上がる、という最初の壁

術後最初の関門は

起き上がることでした。

• 横向きになる

• 腕で体を支える

• ゆっくり上体を起こす

この動作だけで、

思った以上にエネルギーを使います。

ただし、

「我慢できない痛み」

というより、

「動かすのが怖い」

という感覚の方が近かったです。

歩き始めたときの感覚

初めて立ったときは、

• 自然と前かがみ

• 歩幅がかなり小さい

• ゆっくりしか動けない

正直、

自分でも少し驚く歩き方でした。

それでも数歩進めたとき、

「ちゃんと回復は進んでいるな」

と、

少し安心したのを覚えています。

入院期間が少し長くなった理由について

ここで一つ、

入院期間について補足しておきます。

一般的な尿膜管遺残症の手術では、

入院期間は数日程度とされることが多いようです。

私の場合は、

尿膜管だけでなく膀胱の先端部分も切除する必要があったため、

経過観察を含めて入院が10日間になりました。

術後の経過自体は順調で、

特別な合併症などがあったわけではありません。

この点は、

これから治療を受ける方が

自分のケースと比べる際の参考になればと思います。

痛み止めとの付き合い方

痛み止めは使いますが、

• 常に強い痛みがある

• 何もできないほどつらい

という状態ではありません。

「効いているな」と感じる程度で、

日常動作を助けてくれる存在でした。

おへそ(傷跡)を初めて見たとき

数日後、

ガーゼを外してもらいました。

見る前は少し身構えましたが、

• 強烈な違和感はない

• 思っていたより落ち着いた見た目

• ちゃんと治っていきそう

という印象でした。

「なくなった」というより

「形が変わった」

という感覚に近いです。

おへそに対する正直な気持ち

一瞬、

「やっぱり少し寂しいな」

とは思いました。

でもすぐに、

「再発の心配が減った」

という安心感の方が勝ちました。

見た目よりも、

今後を気にせず生活できることの方が

自分にとっては大きかったです。

日常に戻り始めた感覚

術後数日が経つと、

• 病棟内を普通に歩ける

• シャワーが浴びられる

• 食事も問題なく取れる

ようになります。

「治療中」というより、

生活を取り戻している途中

という感覚でした。

この回復期に感じたこと

回復期は、

• 楽ではない

• でも出口が見えている

• 日に日にできることが増える

そんな時間でした。

今振り返ると、

「この期間を乗り切れば、

ちゃんと元に戻れる」

という確信が、

少しずつ積み重なっていった時期だったと思います。

次回につづく

次は、

第十部:退院後の生活と日常復帰

仕事・外出・運動はいつから可能だったか

再発や後遺症への考え方

を書きます。

▶次の記事

第10話:仕事・生活・再発への考え

▶まとめページへ戻る

体験記まとめ(完治)

コメント

タイトルとURLをコピーしました